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仲のいい友達の知らなかった一面を見てみたくない?

仲のいい友達のことを、あなたはどれくらい知っていますか?
好きなものや嫌いなもの、普段の話し方や考え方。
長い付き合いであれば、相手がどんな行動をするのかある程度は予想できますよね。

でも、そんな友達が思いがけない行動をしたら、ちょっと面白いと思いませんか?

今回は、仲のいい友達の意外な一面を見てみたい人に向けたお話です。

相手の本当の性格を診断する方法ではありません。
また、駆け引きや嘘をつく遊びが苦手な人には、今回紹介するゲームは向いていません。

この記事では、私がボードゲームカフェで実際に見た出来事を通じて、友達の知らなかった一面に出会う楽しさを紹介します。

おとなしい印象の女性が、見事なブラフを決めた話

私が働くボードゲームカフェで、5〜6人の友達同士が『スカル』というゲームを遊んでいたときのことです。

スカルは、相手の行動を予想しながら、ブラフ(はったり)を仕掛けるゲームです。

そのグループには、私から見ると、おとなしく穏やかな印象の女性がいました。

ところが、ゲーム中にその女性が見事なブラフを成功させたのです。

成功した彼女は、にっこりと微笑みました。

すると、周囲の友達は驚き、冗談を言いながら笑っていました。

その場で起きていたのは、単にゲームの勝ち負けを楽しむことだけではありません。

「この人がこんなことをするんだ!」

そんな驚きも、楽しさの一部になっていたと私は感じました。

もちろん、ゲーム中にブラフを仕掛けたからといって、その人が普段から嘘をつく性格だということではありません。

ゲームだからこそ、普段とは違う行動を選べるのです。

なぜ、その出来事が面白かったのでしょう?

この出来事には、大切な要素が3つあったと考えています。

1つ目は、ゲームの仕組みです。

スカルでは、ブラフを仕掛けること自体がゲームの面白さにつながります。

プレイヤーがルールを理解しているからこそ、相手の行動にどんな意図があったのか、何がすごかったのかが分かります。

2つ目は、相手への予想です。

仲のいい友達同士なら、これまでの付き合いから「この人なら、きっとこうするだろう」という予想があります。

3つ目は、実際の行動です。

その予想とは違う行動が起きると、驚きが生まれます。

逆に、予想どおりの行動でも「やっぱりそう来たか!」と笑えることがあります。

つまり、私が考える面白さの仕組みは、

ゲームの仕組み × 相手への予想 × 実際の行動

という組み合わせです。

これは私の接客経験から考えたもので、科学的に証明された公式ではありません。

ただ、友達同士がゲームを楽しんでいる場面を理解するうえで、大切な視点だと考えています。

一緒に体験することにも意味がある

心理学には、誰かと同じ体験をすることについて調べた研究があります。
例えば、同じものを一緒に味わうと、その体験の感じ方が強まるという実験結果があります。
ただし、楽しい体験だけでなく、不快な体験でも同様の結果が見られました。
また、笑いが生まれたからといって、必ずしも相手との仲が深まるわけではありません。

これらの研究が、ボードゲームによって友情が深まることを直接証明しているわけではないのです。

私が今回伝えたいのも、「ボードゲームをすれば友達ともっと仲良くなれる」という話ではありません。

友達と一緒に驚いたり、笑ったりできる出来事が生まれる。

その時間自体に、楽しさがあるということです。

友達の意外な一面を見てみたいなら

普段の会話では、友達がどんな駆け引きをするのか、どんな大胆な選択をするのかを知る機会は、そう多くありません。

でも、ゲームの中では違います。

ブラフを仕掛けたり、相手の作戦を読んだり、思い切った勝負に出たり。

ルールの中で、普段とは違う行動を選べます。

今回紹介したスカルは、その一例です。

友達の行動を予想しながら遊ぶことで、意外な選択に驚いたり、予想が当たって笑ったりする時間が生まれます。

もちろん、駆け引きが苦手な人もいます。
友達とゆっくり話したい日なら、ゲームをせずにおしゃべりするほうが合っているでしょう。

大切なのは、自分たちがどんな時間を過ごしたいのかです。

もし、仲のいい友達の知らなかった一面を見てみたいと思ったら。

次に集まるときは、ボードゲームを選択肢の一つに入れてみてください。

いつもの友達が、ちょっと違って見える瞬間に出会えるかもしれませんよ。


参考文献・出典

この記事では、ボードゲームカフェでの実体験に加え、以下の心理学研究を参考にしています。

1.共通体験と、その感じ方について

Boothby, E. J., Clark, M. S., & Bargh, J. A. (2014). Shared Experiences Are Amplified. Psychological Science.

DOI:10.1177/0956797614551162

誰かと同じ体験をすると、その体験の感じ方が強まることを示した研究です。楽しい体験だけでなく、不快な体験でも同様の傾向が確認されています。

2.笑いと親密さについて

Dunbar, R. I. M., et al. (2021). Laughter and the social brain: The role of laughter in social bonding. PLOS ONE.

DOI:10.1371/journal.pone.0256229

笑いと人間関係のつながりを調べた研究です。笑いが生まれることと、親密さや相手への信頼が深まることは、必ずしも同じではありません。

補足

これらの研究は、ボードゲームそのものの効果を検証したものではありません。
記事で紹介したスカルの出来事は、筆者がボードゲームカフェで観察した事例です。
ゲームの仕組みと相手への予想が面白さを生むという説明は、その経験から導いた筆者の解釈・仮説です。


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