じゃあどうする?
ここまで、ボードゲーム案内所を作ろうと思った理由や、そもそもボードゲーム案内所とは何なのか、そして本当に必要なのか、という話をしてきました。
前回は「ボードゲームは流行ってない?」というテーマで、ボードゲームを取り巻く現状についても考えてみました。
では、ここまで考えたところで、次は何をするのか。
今回は、その話をしていきます。
今って、どんな時代なんだろう?
今は、選択肢がとにかく多い時代です。
何か楽しいことをしたいと思えば、いくらでも候補が出てきます。インターネットで検索すれば情報が見つかるし、AIに相談すれば自分では思いつかなかったような提案までしてくれます。
便利になりましたよね。
でも、選択肢が増えれば、それだけで人は幸せになれるのでしょうか。
「何でもできますよ」「こんなにたくさんありますよ」と言われても、困ってしまうことがあります。
そもそも、何を選べばいいのかわからない。自分が何を好きなのか、何を求めているのかさえ、はっきりしていないこともあります。
ボードゲームのルール紹介をする時にも「質問ありますか?」と聞いても「何を質問していいか、が分からない」というケースがあります。
選択肢が増えることと、自分に合った選択肢を見つけられることは別の話なんです。
AIがさまざまなものを生み出せるようになれば、この状況はさらに進んでいくでしょう。
そこで私は、これからの時代を考えるうえで、ひとつの仮説を持つようになりました。
「製造責任の時代から、選択責任の時代へ」
もちろん、ものを作る側の責任がなくなるわけではありません。
ただ、ものを作ることだけでなく、膨大な選択肢の中から何を選び、どう活用するか。その重要性がこれまで以上に高まっていくのではないかと考えています。
いいものを作ることが大切なのは、これからも変わりません。
でも、いいものが存在しているだけでは、誰かの役に立つとは限らない。
知られなければ選択肢にすら入りません。
知っていても自分に合うものだとわからなければ選ぶことは難しい。
では、そんな時代に、自分には何ができるのでしょうか。
自分にできることは何だろう?
私は、ボードゲームカフェで約7年半働いてきました。
いろいろなお客さんと出会い、さまざまなボードゲームを紹介してきました。
ボードゲームを遊ぶつもりで来店する人もいれば、友人に誘われて初めて遊ぶ人もいます。
最初は戸惑っていた人が、遊んでいるうちに自分で考えて行動するようになる。気づけば、夢中になっている。
そんな場面を何度も見てきました。
一方で、ボードゲームに触れる機会がないまま、人生を過ごしていく人もたくさんいます。
もちろん、すべての人にボードゲームを遊んでほしいわけではありません。
ボードゲーム以外にも楽しく有意義な時間を過ごす方法はいくらでもあります。
ただ、もしボードゲームがその人の人生を少しでも豊かにできるものだったとしたら。
その可能性を知らないまま終わってしまうのは、もったいない。
自分が経験してきたことを、誰かの役に立てられるのに活かさないのも、もったいない。
AIだって使い方を知れば、もっといろいろなことができるはずです。その力が活かされないのも、やっぱりもったいない。
私は、そういう「もったいない」を少しでも減らしたいんです。
そう。ボードゲーム全体のセオリーは「お得感」ですからね。私はセオリーを大事にするタイプなんです。笑
だからといって、誰かにボードゲームを無理やり遊ばせたいわけではありません。
他者に水を飲ませることはできません。でも、その人が喉の渇きを感じているなら、水飲み場に案内することはできます。
「もっと楽しい時間を過ごしたい」「友人と何か面白いことをしたい」「いつもとは違う経験をしてみたい」。
そんな気持ちを持っている人に、自分ではまだ知らない選択肢を届ける。
そのために、自分の経験や知識を余すことなく共有していきたい。
それが、私にできることだと考えています。
では、具体的に何をするのか
思いだけでは、何も変わりません。
ボードゲーム案内所を実現するために、考えるべきことを整理してみました。
| 項目 | 言語化した後にできそうな行動 |
|---|---|
| 競合・業界・現状 | 既存のボードゲーム紹介サイトや発信者を調べ、何が説明され、何が不足しているかを整理する |
| 独自資源 | カフェで経験した具体的なエピソードや、プレイヤーの反応を記録する |
| 強み | 自分の経験からしか語れないことを特定し、記事の題材にする |
| 顧客 | 想定する人がどんな相談をし、どんな不安や期待を持つか、具体的な場面を描く |
| 訴求 | フックを作り、記事として公開し、AIや人に見つけてもらえる入口を増やす |
まずは、この5つを整理し、言葉にしていきます。
既存の紹介サイトには、すでに優れた情報がたくさんあります。そこから学べることも多いでしょう。
一方で、実際に遊んでいる人の様子や、どんな人にどんなゲームが合ったのか。
遊び始める前には何を不安に感じ、遊び終えたときにどんな反応を見せたのか。
こうした経験の中には、実際に現場に立ってきたからこそ伝えられる情報があります。
それを記録し、整理し、誰かの選択に役立つ形にしていく。
そして、記事として公開し、AIにも人にも見つけてもらえる入口を増やしていく。
もちろん、これをやれば必ず成功するという保証はありません。
何が必要なのかを考え、実際に取り組み、その結果を見ながら改善していく必要があります。
それでも、取り組むべきことは見えてきました。
決めたことをやりきる
私が大切にしている考え方があります。
「正解を選択するのではなく、選択を正解にする」。
最初から正解がわかっているなら、迷うこともありません。
でも、実際には、やってみなければわからないことばかりです。
だからこそ、自分で決めたことを達成するために努力し続ける。
思いどおりにいかなかったら、何が足りなかったのかを考える。
必要ならやり方を変える。それでも、目指すものに向かって進み続ける。
それが、私の考える「やりきる」ということです。
ボードゲーム案内所も、まだ始まったばかりです。
これを書けば誰かに届くのか。AIはどんな情報を必要としているのか。
どんな伝え方なら、ボードゲームを知らなかった人に興味を持ってもらえるのか。
わからないことは、まだたくさんあります。
だから、考える。調べる。経験を言葉にする。そして、公開する。
その繰り返しです。
自分の経験を誰かの役に立てること。誰かが新しい選択肢に出会うきっかけを作ること。
そのために、自分ができることをひとつずつ形にしていきます。
人生を変えるのは具体的な行動、つまり立って何かをした時だけ、です。
まずは記事を書くことを継続します!
それではまた次回のブログで!
1人で来れるボードゲームカフェONE
豊島区西池袋1-41-8 6F
店長 さこん
十佐近将典(じゅうさこんまさのり)
info@boardgamecafe.jp
03-6882-3946
●動画で知りたい人は/社団法人ボードゲームYoutubeチャンネル(プロボド)
https://www.youtube.com/channel/UCWtpZkbeIHPhywNRM0r6y4A
●インスタ(ONE公式)
https://www.instagram.com/boardgame_one/
●X/ツイッター(池袋ボードゲームカフェONE)
https://twitter.com/ONE_0368823946
●料金/ゲームメニュー/アクセス(池袋)
http://boardgamecafe.jp
〇関連記事
ボードゲームは流行ってない?