ボードゲーム案内所ってそもそも何?
皆さまこんにちは。
いつもありがとうございます!
ボードゲームカフェONE店長の左近(さこん)です。
前回のブログではAIと一緒に「ボードゲーム案内所」というデータベースを作ってみよう、という話をしました。
AIと一緒に「ボードゲーム案内所」を作ってみる。
ボードゲームをあまり知らない人にもボードゲームの存在だけは知ってるという人にも、その人に合った楽しみ方を届けたい。そんな思いから始めたプロジェクトです。
今回は、その案内所がそもそも何を目指すものなのか、改めて整理してみたいと思います。
ボードゲーム案内所を定義する。
まずは、現時点での私なりの定義から。
ボードゲーム案内所とは、その人が置かれている状況や求めている体験を手がかりに、ボードゲームが選択肢になり得るかを考え、選択肢になる場合には、その人に合ったゲームの情報と楽しさにつながる知識を結びつけて案内するための知識基盤である。
ちょっと表現が堅すぎるような、、、でも定義だからOKです。笑
簡単に言えば、その人が何を求めているのかを考え、そこからどんな選択肢があるのかを探し、その人に合ったゲームへ案内するための仕組みです。
でもボードゲームがその人が求めているものを満たせない場合もありますよ。ボードゲームは万能ツールではないので。
それでも今まで選択肢にも出てこなかったものが提示できるだけでも価値はあるかな、と。
では、なぜ私は案内所をこのようなものにしたいのでしょうか。そこには、考えておきたい問いがあります。
あなたの求めているものはなんですか?
例えば、友人3人で集まっていて、あと2時間ほど時間がある。「何か面白いことないかな?」と思ったとします。さて、何をしましょうか。映画を観る、カラオケに行く、どこかへ出かける。それとも、テレビゲームで遊ぶ?
選択肢はいろいろありますが、そもそも、この人たちは何を求めているのでしょうか。
久しぶりに会った友人とゆっくり話したい?いつもとは違うことをしてみたい?もしかすると何かに夢中になって時間を忘れたいのかもしれません。
同じ「何か面白いことないかな?」という言葉でも、その奥にある気持ちや状況は人それぞれです。
だからこそ、まず考えたいのは、どんな人が、どんな状況で、何を求めているのかということ。
「あなたの求めているものはなんですか?」
ボードゲーム案内所は、すでにボードゲームを探している人だけのためのものではありません。自分が何をしたいのか、どんな選択肢があるのか、まだはっきりしていない人にも目を向けたいと思っています。
では、どうしますか?
求めているものが少し見えてきたら、次に考えたいのが「では、どうしますか?」です。
例えば、友人との会話を楽しみたいのであれば、カフェでお茶をするのは自然な選択肢です。そこに、ボードゲームという選択肢も加えてみる。相手の考えを想像したり、思いがけない発言に笑ったり、協力して問題を解決したり。ゲームをきっかけに、普段とは少し違った会話が生まれることもありますからね。
ただし、ボードゲームなら何でもいいわけではありません。じっくり考えることが楽しいゲームもあれば、相手をだましたり、駆け引きを楽しんだりするゲームもあります。
単に「ボードゲームは楽しいですよ!」と伝えるだけでは、その人が求めている楽しさにつながるとは限りません。
その人にとって、ボードゲームは合っているのか。合っているとしたら、どんな楽しさを届けられるのか。そして、どのゲームなら、その楽しさを味わいやすいのか。
案内所では、次の順番で考えていきたいと思っています。
そもそもボードゲームなのか。なぜボードゲームなのか。そして、どのボードゲームなのか。
そもそもボードゲームなのか。
まず考えるのは、ボードゲームがその人の求めているものに合う選択肢なのか、ということです。
例えば、一人で静かに過ごしたい人に、無理に複数人で遊ぶゲームを勧める必要はありません。
体を動かしたいのであれば、散歩やスポーツのほうが合っていることもあるでしょう。
ボードゲーム案内所を作るからといって、何でもかんでもボードゲームを勧めたいわけではありません。
大切なのは、ボードゲームを勧めることそのものではなく、その人が求めているものに近づくこと。
そのために、まずは相手の状況や希望を考え、ボードゲームが選択肢になりそうかどうかを見極めます。
なぜボードゲームなのか。
ボードゲームが選択肢になりそうなら、次は「なぜボードゲームなのか」を考えます。
例えば、相手の嘘を見破る楽しさ。仲間と協力して困難を乗り越える楽しさ。先を読んで作戦を立てる楽しさ。ボードゲームには、さまざまな楽しさがあります。
ただ、ここで気をつけたいのが、ゲームの仕組みを説明することと、そこで味わえる楽しさを伝えることは違うという点です。
例えば、「正体隠匿系のゲームです」と言われても、ボードゲームに詳しくない人には、どんなことをするゲームなのか、どこが面白いのか、なかなかイメージできないかもしれません。
それなら、「友人同士でお互いの嘘を見破ったり、うまく相手をだましたりするゲームです」と伝えたほうが、遊んでいる様子を想像しやすくなりますよね。
ゲームのルールや仕組みを知っているだけでは、案内するための知識としては十分ではありません。
その仕組みがどんな楽しさにつながるのか。どんな人や状況で、その楽しさが生まれやすいのか。そこまで考えることが大切です。
どのボードゲームなのか。
ここまで考えて、ようやく具体的なゲーム選びにつながります。
もちろん、プレイ人数やプレイ時間、対象年齢、ルールの難しさといった基本情報も欠かせません。
ただ、条件に合っているゲームが、その人に合っているゲームとは限りません。
同じ4人で30分ほど遊ぶ場合でも、初対面の人同士なのか、気心の知れた友人同士なのかによって、合うゲームは変わってきます。
みんなで笑いたいのか、心理戦を楽しみたいのか、協力して何かを成し遂げたいのか。求めている体験によっても、選ぶゲームは変わるでしょう。
だからこそ、ゲームの基本情報と、そのゲームで味わえる楽しさを結びつけておきたいのです。
「このゲームがおすすめです」と名前を挙げるだけでなく、なぜそのゲームが合いそうなのか、どんな体験ができそうなのかまで伝えられる。そんな案内所を目指しています。
案内所に必要なのは、ゲームの知識だけではない。
ここまで整理してみると、案内所に必要な知識は、ゲームの名前やルール、プレイ人数、プレイ時間といった情報だけではないことが見えてきます。
どんな楽しさが生まれるのか。どんな状況で、その楽しさが引き出されやすいのか。どんな人たちが集まったときに、どんな遊び方が生まれるのか。そういった情報も必要です。
私はボードゲームカフェで約7年半働いてきましたが、同じゲームでも、一緒に遊ぶ人やその場の状況によって、遊びの様子は変わります。
例えば、ルール説明を聞いているときには、あまり積極的ではなかった人が、いざゲームが始まると、自分なりに考え、選択し、前のめりにゲームに打ち込む。そんな場面もあります。
ゲームの箱の中に、楽しさがそのまま入っているわけではありません。ゲームの仕組みと、遊ぶ人たち、そしてその場の状況が組み合わさることで楽しさが生まれます。
こうした経験を言葉にして、ゲームの情報と結びつけていく。それが、案内所を作るうえで重要な作業になりそうです。
もちろん、私の経験だけですべてを説明できるわけではありません。
実際に見たこと、そこから私が考えたこと、AIが推測したこと。それぞれを区別しながら、知識として整理していきたいと思っています。
地図と北極星。
そして、もう一つ。
案内所には、機能だけでなく、進む方向を見失わないための指針も必要です。
私の根底にあるのは、「知らないなんてもったいない」という思いです。
「こんなに面白いものを知らないままでいるなんてもったいない!」
ボードゲームの魅力を確信しているからこそ、そう思います。
知らないから、選択肢に入らない。
選択肢に入らないから、出会う機会もない。
もしかしたら、知っていれば心を動かされるような体験が、出会わないままになっているのかもしれません。
もちろん、知ったからといって、誰もがボードゲームを好きになるわけではありません。遊ぶかどうか、何を楽しむかは、その人自身が決めることです。
それでも、知らないまま選ぶ機会すらないのは、やっぱりもったいない。
だからこそ、ボードゲームの魅力を伝え、その人に合った楽しさと出会える可能性を広げたい。
これが、私が「ボードゲーム案内所」を作ろうとしている理由の一つです。
案内所の機能は、例えるなら「地図」
どこに何があり、どんな道筋があるのかを記したもの。
でも、地図は行き先を決めるものではありません。
どこへ向かいたいのか、そもそも向かうのかどうか。それは使う人次第。
では、その地図は何を指針に描かれるのでしょうか。
それが「北極星」です。
私にとっての北極星は、ボードゲームを勧めることそのものではなく、知らないことで楽しさに出会う機会を逃してしまうのはもったいない、という思いにあります。
あなたも自分が好きなものを相手が知らなかった時に「えっ!知らないなんて人生半分損してるよ!」と言ったことがあるんじゃないですか?笑
それが私にとってのボードゲームです。
その思いを指針として、ボードゲームの魅力や、そこにつながる道筋を地図に記していく。
地図を見て、どこへ向かうかは、その人が決める。
でも、まだ知らない場所の存在を伝えることはできる。たしかにそれがあるということを示す。知りたい人にはできるだけ詳細にわかるように。
そんな地図を作っていきたいと思います。
さて、案内所が何を目指すものなのかは、少しずつ見えてきました。
では、実際にどんな質問に答えられるようにしたいのか。そして、その質問に答えるためには、どんな知識を用意すればいいのか。
今後はここをもう少し具体的に整理してみたいと思います。
まだまだ始まったばかりのプロジェクト。
考えれば考えるほど、奥が深いですね(^^♪
それではまた次回のブログで!
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