まだ知らない面白いものって、何かないかな?
こんにちは。ボードゲームカフェONE、店長の左近(さこん)です。
「何か面白いこと、ないかな?」
そんなふうに思うことはありませんか?
SNSを眺めたり、動画を探したり、誰かのおすすめを見てみたり。
でも、なかなか「これだ!」と思えるものに出会えないこともあります。
そもそも、自分がまだ知らないものは、何という言葉で検索すればいいのでしょうか?
今回は、私自身の経験を振り返りながら、まだ知らない面白いものと出会うには、どうすればいいのか? を考えてみたいと思います。
友達が欲しかっただけなのに
昔、仕事の都合で東京に一人暮らしを始めた頃の話です。
当時、東京には知り合いがほとんどいませんでした。
せっかく東京に来たのだから、友達が欲しい。
でも、どうやって友達を作ればいいのか分かりません。
考えてみれば、それまでの友達はほとんど学校でできた友達でした。
社会人になって、学校という場所がなくなると、友達の作り方が分からなくなっていたんです。
そこで辿り着いたのがSNSでした。
当時はmixiが全盛期を過ぎた頃。
なんとなく大手のSNSは嫌だなと思っていた私は、アニメやライトノベル、漫画が好きだったこともあり、「オタク向けSNS」で検索してみました。
そこから人とのつながりが少しずつ広がり、やがて大規模なオフ会に参加することになります。
そのオフ会で知り合った人から、ある日こんなふうに誘われました。
「ボードゲーム、やってみない?」
それまでボードゲームに特別な関心があったわけではありません。
でも、せっかくだからと参加してみました。
そこで初めて遊んだのが、『カタン』 というボードゲームです。
遊んでみると、これが面白い。
ただ、その時点では「ボードゲームって面白いんだな。カタンはその中の1つ」という程度の認識でした。
ところが、そのオフ会の主催者から、また別の誘いがありました。
「カタンの全国大会、参加費1000円で出られるよ」
全国大会? 1000円で?
なんだか面白そうじゃん。笑
そんな軽い気持ちで参加した大会が、さらに新しい人との出会いにつながっていきました。
その後、カタンを通じて多くの人と知り合い、今ではボードゲームカフェで働き、こうしてボードゲーム案内所を作っています。
でも、最初からそんな未来を想像していたわけではありません。
最初の目的は、ただ「友達が欲しい」だったんです。
自分から探していなかったものとの出会い
この経験を振り返ると、不思議なことに気づきます。
私は最初からカタンを探していたわけではありません。
ボードゲームを趣味にしようとも、全国大会に出ようとも考えていませんでした。
自分から行動したのは、友達を作りたいと思ってSNSを探したこと。
その先は、誰かからの「やってみない?」に乗ってみた結果が続いています。
もちろん、誘われたものを何でも試せばいいわけではありません。
興味がなかったり、時間やお金が合わなかったりすることもあります。
でも、自分では思いつかなかった選択肢を、誰かが持ってきてくれることがある。
これが、人からの誘いの面白いところだと思います。
好きにならなくても、出会う価値はある
最近、別の経験もありました。
『ちいかわ』の映画に誘われたんです。
私は池袋に住んでいるので、ちいかわを目にする機会はよくあります。
ちいかわパークもありますからね。毎日の通り道です。笑
存在は知っているし、機会があれば一度覗いてみたいとは思っていました。
でも、自分から積極的に観に行くほどではありませんでした。
そこで友達から映画に誘われたので、せっかくだから観てみることに。
結果はというと……正直、そこまで強く刺さったわけではありません。笑
でも、観てよかったと思っています。
なぜなら、ちいかわへの理解が深まったからです。
今まで分からなかった話題についていけるようになったり、ちいかわを使った例え話が分かるようになったり。なんとかなれ~とかね。笑
自分が知っている世界が、少し広がったんです。
カタンのように、その後の人生に大きく影響する出会いもあります。
一方で、ちいかわのように、そこまで好きにならなくても「知ってよかった」と思える出会いもあります。
新しいものに触れる価値は、必ずしも大好きなものを見つけることだけではないんですね。
まだ知らない面白さと出会うには?
では、どうすれば新しい面白さと出会えるのでしょうか?
私自身の経験から、三つの方法を考えてみました。
1.今の自分の関心を入口にする
私は友達が欲しくてSNSを探しましたが、そこで「オタク向けSNS」を選んだのは、アニメや漫画が好きだったからです。
まったく知らない世界に飛び込む必要はありません。
好きなもの、気になっているもの、普段やっていること。
そうした身近な関心から、少しだけ行動範囲を広げてみる。
そこに、まだ知らないものとの接点が見つかることがあります。
2.誰かの「やってみない?」に乗ってみる
自分の知っているものの中から選ぶだけでは、どうしても選択肢が限られます。
でも、他の人は自分とは違うものを知っています。
自分なら検索しなかったもの、自分では選ばなかったもの。
そんな選択肢が、誰かの一言で目の前に現れることがあります。
もちろん、無理に誘いに乗る必要はありません。
でも、「ちょっと面白そう」と思ったなら、一度試してみるのもいいのではないでしょうか。
3.最初から大好きになる必要はない
新しいことを始めるとき、最初から「これを趣味にしよう!」と決めなくてもいいと思います。
一度観てみる。一度遊んでみる。一度行ってみる。
それくらいの気軽さでも十分です。
実際に試してみて、自分には合わないと分かることもあります。
それでも、その経験によって理解できることが増えたり、次の興味が生まれたりすることがあります。
大切なのは、必ず好きになることではなく、自分が知らなかったものに触れてみることなのだと思います。
今度は、誰かに入口を用意する側へ
かつて、私に「ボードゲームやってみない?」と声をかけてくれた人がいました。
その一言がきっかけとなって、私はカタンに出会いました。
そして今、私はボードゲームカフェで、お客さんに「これ、やってみませんか?」と提案する立場にいます。
考えてみると、なかなか面白い巡り合わせです。笑
もちろん、誰かに紹介したものが、必ずその人の好きなものになるとは限りません。
それでも、今まで知らなかった選択肢を一つ届けることには意味があると思っています。
この「ボードゲーム案内所」も、そんな入口の一つにしたいと考えています。
まだ知らない面白いものって、何かないかな?
そう思ったときは、自分で探してみるだけでなく、誰かの「やってみない?」にも少し目を向けてみてください。
思いがけないところに、次の面白さへの入口があるかもしれません。
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